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2026年6月29日月曜日

変動金利の上昇について(2026)



1年半ほど前に、住宅ローンの金利が上昇している話を書いた。しかし、繰上げ返済には慎重であるべきという話である。

https://hiderot.blogspot.com/2024/10/blog-post.html

当時は少しずつ上がり始めているという程度の話だったが、いつの間にか無視できない程度の規模になっている。1%はゆうに超えつつある。35年の固定金利という場合には4%に至ろうという勢いである。

すでに借りている人にとっては、改めて繰上げ返済が検討されることになる。当然、通常の預金金利や株のリターンも増えていると考えられるため、必ずしも返済は合理的な一手ではないが、いっときよりは真剣に考えるに値する水準に達している。

幸い、銀行金利も定期預金であれば1%に達し始めている。その意味では、同じ金額があれば今も昔も金利上の問題はあまりない。むしろ選択肢が広がっている今日、同じ金額があれば別に投資しておいても良い。

問題は資金がないという場合だろう。金利はもう少し上がりそうであることを想定すれば、早めに手を打った方がいいかもしれない。

金利のある時代に戻ったことはとても興味深い。かつ、それは昔に戻ったというだけではない。戦争リスクは以前よりも高く、ドルも円も不安定であり、金も安定資産というよりは投機化された。半導体の循環的な変動も失われている。基本的にわれわれにできることは、そもそも予測などできないという基本理解を改めて確認することである。そして、であるのならば基本戦略は分散であり、ポートフォリオを充実させるしかない。きっと誰かは博打を打って成功するのだろう。それは読みが鋭いのではなく、単に運が良いだけである。

2026年5月16日土曜日

つみたてNISA早わかりガイドブック。正しい。

つみたてNISA早わかりガイドブックは、金融庁によるガイドブックである。別のサイトで、変なことが書いてあって引用されていたので気になって見てみたが、至極正しいように見受けられる。投資をどうしようかという場合には読んでおくとよさそうである。

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つみたてNISA早わかりガイドブック

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基本は分散、長期である。画像を引用させてもらうと、5年程度の積立投資の場合、リターンは元本割れも含めてばらつきが出る。しかし、20年程度続けると、リターンは2-8%程度に収まるようになる。

これは大事なことであり、短期では儲かったり儲からなかったりするが、長期になればなるほど、ある程度リターンが出る方向で収束するということである。ただし、「資産・地域を分散して」いることが前提であり、一点集中の場合にはこの限りではない。


最初に見たサイトでは、この話を引用しながらも、「だが2026年現在、年利8%超を狙う層と、市場平均以下に留まる層の間には、運用スタイルの「決定的分岐点」が存在する。」とあり、前提からおかしなことになっていた。ガイドブックは短期で見てはダメだと言っているのに、短期におけるばらつきに注目しようとしている。そして、「資本効率重視の個別選別」が大事だという。結局「資産・地域を分散」も無視していた。

いつものことながら、分散し、長期で持つのが基本戦略であろう。確かに、半導体株を買っておけば良かったと思ったり、金ならば安全でかつ儲かるのではと思うこともある。短期であれば、その通りであり、自分だけはそうした抜け駆けができるぐらい賢いのではないかと思うこともある。だが、それは幻想である。

市場の成長の通りに成長するのが良い。稼いだり抜け駆けするのは、もっと非効率な世界、つまりは現実、日々の日常で努力するのが良い。




2026年4月3日金曜日

プライベートクレジットのリスク

去年あたりからのニュースで、プライベートクレジットファンドの解約が増えているという。解約を制限する企業も増えており、金融不安に対するリスクとなっている。

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プライベートクレジット解約急増の理由を解説-金融危機の兆候なのか
Yahoo!ニュース
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詳細に関する知識はないが、昨今広まってきた投資信託やETF、あるいはインデックスの流れから考えると興味深い。これまでも繰り返し述べてきたように、株式投資の基本戦略は全ベットであり、いわゆるオルカンがベストである。その一方で、誰もが、あるいは投資会社は特に、市場を上回るリターンをいつでも目指す。私だけは、もう少しうまくできると思う。その企業の一つがプライベートクレジットファンドであろうと思われる。

市場リターンを上回るためには、セグメントを特化することや、アクティブ運用が必要になる。それはリスクに他ならないが、短期的には、確かに市場リターンを上回ることも可能になる。それ自体は悪いことではないが、競争が激しくなれば、怪しいセグメントへの特化や組成、よりリスクの高い運用も増えてくる。これらが改めて金融不安に対するリスクとなるのは当然である。

この問題はかつてのサブプライムと同じである。今回はセグメントがサブプライムローンに限られていない点は厄介かもしれない。その一方で、当時の知見を踏まえて何かしらの安全策がすでに構築されているはずだと考えれば(例えば解約の制限など?)、同じ問題だから今も同じリスクであるとはいえない。

あるいは、プライベートクレジットファンドの問題にとどまる限りは想定内、ということになるのかもしれない。サブプライムの時代とは異なり、オルカンについてはわれわれ一般人にとっても当たり前の戦略となっている。もしも金融不安がわれわれにまで波及するというのならば、これまでにないリスクということになるだろう。

ただそれでも、オルカンの基本指針は長期であり、だからといって何かをする必要はないという点は強調するに値する。というよりも、特に何かをしてはいけないのである。そんなことよりも、今日の生活を充実させるべきだろう。