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2014年2月16日日曜日

今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。

 セッツァー、忘れないうちに一応書いておこう。ファイナル・ファンタジー6のキャラクターである。セッツァーと言うとブライアン・セッツァーも思い出すが、どんなバンドだったか。設定上の本名は、セッツァー・ギャッビアーニらしい。さらにネット上を見ると、「ギャッビアーニ」はイタリア語でカモメだという。

 セッツァーはギャンブラーであり、ギャンブル場の運営者でもあり、飛行艇を駆るドライバーでもある。多様な才能の持ち主である。

  個人的に興味があったのは、その名(迷)言であった。どうしてその言葉が記憶に残っているのかはよくわからない。たぶん、意味が分からなかったということのように思う。今でも意味がわからないので、さっそく検索して調べてみることにした。記憶の中では、「思ったところが大間違い、ところがそいつはミステイク」、だったのだが、調べてみると少し違う表現だったようだ。


【「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」の解釈】


「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。」 より正確には、このあと「お前の口癖だったな。ダリルよ!」と続いていたらしい。ちなみにダリルというのは、セッツァーの恋人?友人?で、ライバルでもあったギャンブラー(あるいは、飛行艇のドライバー?)である。事故死している設定だ。

「「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」の解釈」というwikiがあることからもわかるように、この名言をなんだこれはと思った人はいるようだ。「「たまには自分の直感信じろよ」って意味だと思ってた。」とある。まあそういうことだろう。


ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki*


  検索してみると、他にもいろいろある。「一体どんな口癖だよ、という突っ込みは厳禁である。」たしかにそうだ(笑。バカボンにも似た言葉があるらしい。「賛成の反対の、そのまた反対なのだ!」。それからこのwikiをみると、その後のFF関連のゲームで利用されている言葉のようだから、やはりそれなりに注目された言葉に違いない。


Yahoo!知恵袋


 こちらにも質問がのっている。「FF6、セッツァーの台詞で「今、考えている事の逆が正解だ。でも、それは大きなミステイク」ってありましたよね? このフレーズが忘れられないのですが、つまりどちらが正解なんですか? 2010/4/28 00:07:23ケータイからの投稿」。

 回答の一つが面白い。 「つまり、どっちが正解かは分からない、ということです。」 そうかもしれない(笑


FINAL COUNTDOWN'S FINAL FANTASY


 こちらにはキャプチャー画像がある。よく思い出せないが、こんな感じのシーンだったのだろう。


「FF6のセッツァーのセリフ「今考えてる事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」の意味」


 論稿に近いサイトもある。 FF6をプレイしたのは高校生のときとあるから、自分とだいたい同じぐらいの頃だろう。この分析によると、最初の一文が断定型「正解だ」になっているからわかりにくいのではないかという。「正解かもしれない」ぐらいにしておいたらどうかというわけである。

 合わせて書かれているのだが、元々この一文は、冒頭に書いた通り2つで一つのセットだった。さっそく注文して確認したが、確かに本にしっかりと載っている。

「(セッツァー)今考えていることの逆が正解だ。」
「(ダリル)それは大きなミステイク」
(『FINAL FANTASY 25th MEMORIAL ULTIMANIA Vol.1』、291頁)。

斜に構えるセッツァーと、直感を素直に信じるダリルという対比で理解したら良いのかもしれない。 いろいろあるものだ。

 いずれにせよ、「正解」を探すのならば、まずは公式本に従うのが筋だろう。ただ、掛け合いとして理解する場合、一つ一つの発言は理解が容易になるとともに、実に平凡に答えになる。「逆が正解だ」と、「最初の直感に従え」という相異なる2人の主張があるというだけのことになるからだ。個人的には、この二つがセッツァー一人で語られた点にこそ、この言葉が不可解でもあるとともに、多くの人の心を何かしらの捉えた理由があるようにみえる。バラバラの言葉に、正直、興味はない。

 最初の一言は、今考えていることを否定する。次の一文は、その考えを否定する。つまり、結果としては、最初の考えを肯定する。しかし、結果だけを早急に取り出してはならない。大事なのは、この過程であるように思う。つまり、まず、否定してみて、その上で、さらにもう一度否定してみるという作業が重要なのではないか。

 セッツァー自身、当初は「逆が正解だ」としか思うことができなかった(だから、カフカ?に勝てなかった)。ダリルもまた、「最初の直感に従え」と言うしかなかった(だから死んだ)。その二つを結びつける過程こそが必要だったのであり、ゲームに重ねれば、セッツァーが運良く生き延び(生き延びるのは、セッツァーでもダリルでも、どちらでも良かっただろう。それこそ運である)、考え、また新たな人々と出会うという具体的な時間が必要だったのである。

というところでひとまず。


ファイナルファンタジーVI (基礎知識編) ファイナルファンタジー6完全攻略編 ファイナルファンタジーコレクション

2014年2月13日木曜日

絵でも書いてみるか

たいした理由はないけれど、 少し練習がてら。




 ファイナルファンタジー FF-TCG セッツァー 5-062S  ファイナルファンタジー FF-TCG セッツァー 11-050S