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2022年8月13日土曜日

1億円からの運用選択肢

以前、「5000万と1億と5億を貯めることの違い」について書いた。この際のアイデアは、働き続ける必要があるのか、それとももはや有閑階級となるのかという区分を持ち込むことで、おおよその違いを説明できるであろうということであった。

関連しそうな面白い記事を見つけた。資産の増やし方と題して、1億から3億、3億から10億、10億から30億、30億から100億が区分されて説明されている。これらはそれぞれクラス1、3、10、30として分けられる。

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最後のクラス4となる30億から100億となると、会社の運営と売却が有効になるとされる。今回は、とりあえずここまで考える必要はないであろう。逆にまずはクラス1では、それまでからのマインドシフトが必要になる。この点は、前述の5000万円の頃の意識変化と同様であるように見える。資産の維持、運用へとシフトし、そのためには端的にはうまい投資が必要になる。クラス1(やそれ以下)が目指すべきは、収入を増やす(つまり働く)、支出を減らす、資産運用で増やすの3つであるという。

有閑階級を目指すという点では、クラス3やクラス10を参考にする必要があるだろう。実際、クラス3となると、それまでの資産運用とはもう少し異なる選択肢が必要になる。この辺りは他のサイトの説明でもしばしば登場するが、流動性の低い株式への投資、そしてレバレッジを使った投資である。特に前者は、一般的には投資はできないであろうから、ここにおいてプライベートバンクやプライベートエクイティの利用が必要となる。後者は信用取引のようなものも想定できるのかもしれない。この傾向はクラス10でも同じようである。

クラス3や10で新しい戦略が必要になるのは、平均的な市場の利回り(3-5%ぐらいだろうか)では3億を10億、10億を30億にすることは難しいからである。一方で、クラス1以前のように少額をギャンブルにかけるという感覚で投資するわけにもいかないため、別の仕組みに頼る必要が出てくる。

ネット投資家の人々は、感覚としてはレバレッジを使った投資に精通しているように見える。そうではない場合は、PEなどを上手く使うのだろうか。レバレッジの利用は、引き続きギャンブル的な性格を持つようにも見える(倍率次第ではあろう)。一方のPEは魅力だが、アプローチの仕方がよくわからないという課題はある。クラス1やその下から上がっていくという場合にはなおさらである。