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2012年5月6日日曜日

現代マーケティング 新版


石井淳蔵・嶋口充輝 著 『現代マーケティング 新版』有斐閣、 1995。

マーケティング入門』を紹介しましたので、そのついでに。
マーケティング入門』のベースになっているであろう教科書です。
違いはというと、こちらは学生をメインにした教科書だということです。
そういう意味では、こちらは少々内容が固めです。
この新版が1995年、初版は1987年ということで、
今から10年、あるいは20年近く昔の教科書だということになります。
マーケティング入門』と比べて思うことは、
一方でマーケティングのトピックが大きく変化しているということと、
もう一方で、逆に変わっていない部分も多いということです。
マーケティング・マネジメントがより体系だてられ、
ブランド論など新しいテーマが台頭していますが、
その基礎にある取引をめぐる問題や競争関係の理解などは、
基本的にかわっていないように思います。
マーケティング入門』と『現代マーケティング』の比較というのは、
なかなかに興味深いところです。
(初掲載2004.11.11)

追記
前段のゼミナールマーケティング入門と一緒に読んだわけだが、
なるほど、昔から比較しながら読んでいたのだなとよくわかる。
自分自身の反省。